混沌丸出し人生 其の八

 

 身近な人の身体を支えながら、そして、生涯続けられる仕事はあるのか。

 私の身体は丈夫ではない。それでも生きていく術が見つかるなら、そこに懸けてみたいと考えたのです。

 

 右大腿骨頸部骨折は、高齢者に多いと言われています。それを、前方へ華麗に転倒しただけで起こした、21歳の肉体。

 その後、ホルモン注射で幾らか骨密度も上がりましたが、その頃は既に二十代も半ば過ぎ。医師からの説明では三十代、四十代を迎えれば誰でも、骨密度は下がっていくとか。

 それなら、生活を圧迫し続ける注射は必要だろうか?日に日に、そういう疑問が頭から離れなくなると、患者に選択肢を問わない西洋医学に対し、わだかまりを感じ始めていました。

 

 閑話休題、時代は少しだけ逆行回転。

 

 21歳で骨折してからは、それまで働いていた、スーパーでの仕事はできなくなりました。骨折箇所にチタン製のボルトが数本入っており、また骨密度が低い為、肉体仕事を控えるよう注意されていたからです。

 必然的に事務系で探すことになりますが、パソコンというものは学校の授業で触ったくらい、自宅にはなかったので、応募条件に合わないことが多く、非常に困りました。

 

 焦燥と不安が絶えず、私の同胞でした。

 履歴書が嫌いです。今でもそうですが、どうでもいいところで必ず、一度は書き損じます。何かの呪いでしょうか。

 

 (中略)

 

 何のスキルもない、紙に書いた経歴よりも書かれていない病歴に華がある、私が雇われたのは某カード会社の某モニタリング担当でした。

 あまりによく分からなさすぎて、4日間の初期研修は概ね、ウトウトしていました。あれは多分、眠かったからではなく、慣れない画面を見続けたため、眼が疲れ、脳も疲れ、眠くなったからだと思います。それはそれ、よく怒られましたが、今では好い思い出にすり替わっています。

 

 この続きはまた次回に。

 先送り、先送りで申し訳ないですが、特に計画もないまま、書いておりますので、悪しからず。