混沌丸出し人生 其の六

 

 重い話が続いたので、気分転換がてら、少し違う切り口で。

 

 小中高では、音楽と体育が大嫌いでした。小中高校に通っていた訳ではありません、念のため。

 

 しかし、今ではどちらも自分にとって、切っても切れない、まるで悪代官と越後屋の蜜月みたいな、わりない仲になっているから不思議です。桃太郎侍に斬ってもらいたいかと言えば、そんな事はありませんし、ご隠居のお供が印籠を出そうとしたら必死に止めますよ。

 

 音楽は趣味として、時には世界に二人といない友のように、この十数年間を支えてくれています。

 14歳で入院した折、看護師の女性(当時はまだ、看護婦さんと呼べましたが…)にプレイヤーを借り、色々聴かせてもらいました。

 

 退院した後、初めて買った音源はMALICE MIZER月下の夜想曲』か、川本真琴『1/2』か、どちらかでした(あるいは両方同時)。当時、CDには大小サイズがあり、大きい方がアルバム、小さい方がシングルだったのですが、両方ともシングルです。それから、私もシングルです。

 

 それから数年後。某高校(都内の男子校)で毎日、自身の肉体的コンプレックスがばれないよう、息を潜めながら過ごしていた頃、マリリン・マンソンという、米国のバンドを知りました。

 おそらく、その頃が一番、精神的抑圧が激しかったのでしょう。彼らの音源を、大音量で繰り返し聴いた事が、のちの人格形成に大きく影響を及ぼし、現在に至っている事は否めません。

 誤解がないように申し上げるならば、当時はスリップノットも好きでした。

 

 (中略)

 

 20歳前後で、浦沢直樹氏の『20世紀少年』という漫画に出会いました。物語は決して、梨が主人公ではありません。

 梨はどうでもいいのです、この際。梨の話ではなし。

 

 そこから、ジミ・ヘンドリクスが好きになり、更にはドアーズやジャニス・ジョプリンも聴き、ザ・フーとかレッド・ツェッペリンとか、全部書いていたら般若心経のカタカナ版のような、大規模な文面となるため、割愛致します。

 

 恥ずかしながら、エレキギターも買いました。

 今、なぜ買ったか取り調べを受けたら、鼻水をすすりながら、「魔が差した」としか言えません。それくらい、アレルギー性鼻炎に悩まされているのです。

 

 思いの外、長くなったから続きは次回に。