日常

往けども往けどもかたつむり迷宮

激務に追われる日々、不思議なほどに爽快。もしかしたら、私の血脈にはドMの精神がフル稼働しているのかも知れない。ドMのMは、mindのMとは言わないけれど。 「忙」という文字を、「心」を「亡くす」ネガティヴな言霊と思い込んできたけれど、時にはそういう…

男三十五にして思惑

「不惑」ではない。「誘惑」でもない。ただの「思惑」。 思い、それから惑う。あるいは。思いながら惑う。正直、時系列はそんなに大切ではない、この場合には。 大切なのは、私がただ、思い惑っていることなのだから。 とはいえ、それは重篤な苦悩などではな…

鍼灸退職そして思うこと

退職してから、いや、退職するずっと前から考えていたこと。 色々あり過ぎて一々、思い出せないけれど。 専門学校に通っていた頃、金銭での報酬ではなく、例えば自家製の野菜とか惣菜とか、その日の食事に困らなければ、そう言う対価もありじゃないかと考え…

お灸を愛して四千年

東洋医学は、ヒトだけを診るものではない。ヒトを造るモノ、ヒトが創るモノ、そういう全てを診ることができると思っている。 ヒトはヒトのみでは人ならず、ヒトとヒトが関係することで人になるのではないか。何かの呪文みたいである。否、ただの屁理屈かも知…

奇縁は消えん…so,気炎を挙げよ!

もう、語呂合わせ以外の意味は無いです。語呂合わせ?ダジャレ? さて、何か急に、新しいことを始める時というのは本当に心細いし、それが仮に前例のないことであれば尚更、不安を通り越した恐怖しか浮かばなかったりして、元の道に引き返したくもなります。…

春が北なら夏は東

と言う訳で、こう言う訳です。 すでに、古代中国では別の属性の事象を同じ属性にまとめる方法があり、それが『五行』と言われるものですが、今風に手っ取り早く言えば「ジャンル分け」ですね。 五行のいうことにゃ、「春」の方位は「東」。春には新しい生命…

春眠暁を覚えなくともねんごろにゴロゴロ

忙しいのは嫌いだ。 怠惰なのかと聞かれると、それに答えるのは面倒くさいとしか言えない。頰を赤らめながら、ね。 気虚、あるいは陽虚体質なのかと聞かれると、どこの鍼灸師ですかと聞き返したくなる。頰を赤らめながら、ね。 それくらい、面倒臭い奴なのだ…

一度きりの人生儚く強いバカになれ

私は二十代をフリーターで過ごし、三十路直前に鍼灸師を目指した。そして、鍼灸師となった。 転職回数は多いかもしれない。恐らく、終身雇用の名残かもしれないが、そういう生き方をバカにされることもある。内心、クソくらえと思う。でも、実際に食わせるわ…

七年目の追悼〜2011・3・11

轟く灰色が悲鳴を挙げながら その日多くを呑み込んだ 肉体やコンクリートだけでは無く 心も感情も全て跡形も無く 呑み込んで逝った 深い紺色を漂う肉体の悲鳴は聞こえず 深紅の苛立ちに呑まれた生者が 赦せる日はまだ見えず 泣き叫ぶことが許されるなら 深紅…

此処が地球だという証明

時々、ふと考えることがあります。私が立っているところは本当に、世間一般に地球と呼ばれている場所なのか、と。 私に二つの眼があるということは、鏡を見れば明らかな訳ですが、その両眼で見える視界は限られていて、決して地球という球体を見ている訳じゃ…

非常識=多角的視野+多様性仕様

投資は楽しい。もっと早い時期に始めていれば、いまはそれなりに経験も積み、ある程度の勘を備えていたかもしれないと考えると、焦燥にかられて枕に顔を埋めながら、苦しみ悶える気持ちになりかねない。 そう、そんな気持ちにはまだなっていない。 株式や投…

カオスを愛する顔っす

社会的な欲求は無いのだと思う。私自身、社会というフィールドで富や名声、地位を得て、誰からも尊敬される人間でありたいと願っている訳では無い。と言うと、その実力があるように錯覚してしまうが、それすら無い。生きている間にしか得られないモノなど、…

見果てぬ夢を見せる最果てに

相変らずの土サス感に溢れた世界観。我が青春は時代劇と、何を隠そう、サスペンス劇場に彩られておりました。 ピークの頃(20代)には出演者を見たら、◯◯さんは二番目の被害者だろうなとか、△△さんは犯人みたいだけど違うなとか、薄っすら判ったもんですが、…

不眠不休にknock youと叫んだら

一日は24時間と言われて久しい訳ですが、現代社会は始点と終点が同じか曖昧かで、一日は0時間ではないかと自負しとります。始点と終点が異なるからこそ、ですよ。 何に対する自負かと言われたら、自信喪失、記憶喪失、果てには自我喪失して、回答は差し控え…

うどんにも五分の魂

私は蕎麦の方が好きですね。まず、色。それから香り。 もちろん、うどんも食べますが何というか、あの「どんっ!」って感じの太さが苦手で、それでも食べてしまうから、人間というのは非常に身勝手と言いますか、私が身勝手なんです。 これだけ行を割いたの…

浮世は憂き世かなんなのか

私の手元には、今、恐らく10枚を超えるカードの類がある。クレジットカードの枚数ではなく、キャッシュカードやデビットカード、ポイントカード、それからメンバーズカードとか。 その中で個人情報と日常生活の安全を守ってくれるであろう、暗証番号という伝…

一月も半ば過ぎてパックリhalf moonコンニチハ

年末年始の浪費の傷痕がまだ癒えていない。浪費といえば、心の何処かに隙間風が吹くような、悪しき習慣のような印象で、それを意識するとまた、傷口が拡がりそう。 消費と浪費の境界線は何なのか? 恐らく、最低限の生活に必要か否か、という事だろう。 しか…

thanks for 国民皆保険制度

時には真剣な話を書こうと思う。 そう言うと、書いてるこちらが緊張してしまう。交感神経が緊張し、血圧も血糖値も上がりそうだからこれくらいにしたいところ、本日はなんと年に一回の、緊張40%オフの大バーゲンの日だとか。 ということで、官能的に震える指…

2018年 いぬの野望いのししの展望

明けました。毎年、思うのですが呆気ない。 まあ、そんなもんでしょう。これから戌年ですが私は亥年生まれなので、特に際立った感慨にふけることもないけれど、一年の毛は元旦にあり、敵は本能寺にありって事で頑張ります。 今年の主役は、犬なのに…。 第一…

2017年雑感 其の二

すっかり忘れていた。 そろそろ年末を締めくくる記事を書きたいなと思い、久しぶりに開いて、「あっ!続編書かなきゃ…(-_-;)」と、運命の再会を果たしましたので、ゆっくり書いていきます。 ゆっくりと言っても、後にも先にも2017年は今日限りですし、作家で…

2017年雑感 其の一

もう年が暮れようとしていて、10日後には新年を迎えているそうだ。 心なしか、人心も慌ただしく駆け巡っているようで、後ろから来た車に抜かれたり、鈍くて警笛鳴らされたり、二段階右折は右折の合図出しながら左に行く訳で、なんちゅう迷惑な陽動作戦だと思…

子泣き爺 on my back and future

余裕なんか無い。右を見ても、左を見ても。 空を見上げたからといって、あるいは足下を眺めたからといって、余裕が落ちていることはない。余裕なんてもの、ただっぴろい銀河系を見渡したところで、どこにも無い。 それは客観では在り得ないもの、でも主観で…

風呂とアフロに捧ぐ夜想曲

一時期、アフロビートに激ハマりしていた。でも、アフロにならなかったのは、私のアイデンティティが坊主頭であることを、頑なに守っていたからだ。有り難う、本当に有り難う。 私がこのブログを始めた当初、この場を通して鍼灸や東洋医学に対する偏見や、言…

さんま前線異状あり

秋刀魚が大変なことになっているらしい。否、正確には秋刀魚自身ではなく、秋刀魚の恩恵に与る我々、人類が。 ある日、突然。 七輪の上でパチパチと身を爆ぜ、夏の暑さで疲れ果てた味覚を、唐突に揺り起こす香ばしさを身にまとう、あの魚が消えてしまったら…

八月の贈り物

この一ヶ月は本当に、激動だった。 これほどまでに激しく動き回ったのは、剣道の稽古でもなかった気がする。 月の中頃までは自転車で、江東区や江戸川区など走り回り、大袈裟でもなく、滝のような汗をかいていた。さらに今月は、やたらと雨が多かったから最…

節目から覗く節穴に胡椒を塗れ

きっと痛いだろうね、目に胡椒を塗るとか。やらないけれど。 胡椒は、そもそも目に塗るものではないし、中医学では「温裏類」と呼ばれ、体内の冷え取りや食欲増進に良いと言われる。食薬である。 また時代が時代なら、とても貴重な食材でもあります。いわゆ…

After the 行脚〜it's a danger or wonder

私は、忘れていた。何を忘れたかさえ、忘れていた。 ああ、行脚の前日、昔の仲間と呑んでいたんだっけ。 いつもの悪い癖で空きっ腹をアルコールで満たし、遅くまで笑い語らえば、早々に酔いが回り、グラスに浮かぶ雫が、まるで酒ではないように感じていた。 …

盂蘭盆行脚(うらぼんあんぎゃ)

今日は歩いた。歩いたと、言葉に変えても物足りないくらい、久々に歩き回った。 神保町から、大手町へ。 目的を無事に果たし、次の一手を考えるのも、立ち止まらず歩きながら。 歩いていると血の巡りが善くなる。そして思考もまた、活き活きとして心地好い。…

変化というもの

カタチには、色々あると思う。マル、サンカク、シカク、ヒシガタ、ダエン、バツ、ペンタゴン、など。 私が昔から好きな言葉に、『水は方円に随う』というものがある。あるという事は、無いわけではない。日本語特有の二重否定、分からなくもなくはない。三重…

ある日曜日の肖像

一週間に一回、日曜日は訪れる。とても律儀で、礼儀正しい来客に、こちらも背筋を正さねばならないと、気持ちを引き締める。 誤解を避けるなら、畳んだ布団にもたれながら、iPhoneで音楽を聴いている訳では、決してない。しかし、そう見えているとすれば、私…